1日5分でできる初心者向けボイトレエクササイズ
山口もこはじめに
「声をきれいにしたい」「もっと歌を楽しみたい」そう思ったときに大切なのが、継続できるシンプルなエクササイズです。今回紹介する5分間のトレーニングを取り入れれば、日々の声のケアや発声力アップが目指せます！さあ、始めてみましょう。
エクササイズ内容
1. 姿勢を整える
正しい姿勢が声の通りを良くし、疲れにくい発声をサポートします。
- 壁に背中をつけて立ち、おしり・肩甲骨・後頭部が軽く接する状態を確認します。
- 壁を離れてもその感覚を維持し、首や肩・腕はリラックスした状態をキープ。体幹が真っすぐ上に伸びていくイメージを持ちましょう。
より効果を高めるポイント
- 鏡(姿見)を見ながら姿勢と整えることで、自分の姿勢を意識する習慣がつきます。
- 軽く肩回しなどをプラスすると、肩回りのリラックス効果が高まります。
2. 腹式呼吸で呼吸筋を鍛える
腹式呼吸は、声の安定と持続力に必要不可欠です。
- 息を吐くときは「スーーー」と音を出しながら、なるべく長く一定の息を吐きましょう。
- 息を吸うときに、片手をお腹に当て、お腹が膨らむ感覚を感じます。
ステップアップの方法
- 時間を測り、吐く時間を少しずつ伸ばしていく。
- 吐きながら、子音「s」の摩擦音を鳴らすと、息のコントロールがさらに強化されます。
3. ハミングで喉を温める
ハミングは声帯を温め、滑らかな発声を促します。
- 「んー」の音を出しながら、鼻や唇に心地よい振動を感じます。
- 低い音から始め、徐々に高い音へ移動します。音程を上下に動かして練習します。
楽しく工夫する方法
- 好きな歌の一部をハミングで表現しても楽しいです。
4. 母音トレーニングで発音を整える
日本語の基本である母音をしっかり発声することで、滑舌と発声が鍛えられます。
- 鏡を見ながら「ア・イ・ウ・エ・オ」を発声。口や顔の動きを意識します。
- 声を伸ばして「アーー」「イーー」など、息が尽きるまで発声します。
より効果を高めるポイント
- 「カキクケコ」「サシスセソ」と子音を加えた練習にステップアップ。
5. リップロールで声帯をリラックス
唇を震わせながら音を出すことで、声帯や喉がリラックスします。
- 唇を軽く閉じて「ブルルル」と音を出します。
- 高い音から低い音へ、または低い音から高い音へ滑らかに音程を移動します。
レベルアップのコツ
- 音程を「ド・レ・ミ・ファ・ソ」のように音を順に動かす練習を追加すると、音感トレーニングにもなります。
リップロールのやり方が分からない方へ
初めての方やうまく音が出せない方は、こちらの動画で実践方法をチェックしてみてください！
▼ リップロールのやり方解説動画はこちら
＋αで効果アップ！
自分の声を録音して振り返りましょう。日々の練習を録音することで、発声の変化や改善点が客観的にわかります。最初は恥ずかしく感じるかもしれませんが、継続することで声の成長を実感できます！
まとめ
継続は力なり！1日5分という短い時間でも、毎日の習慣として取り入れることで、あなたの声は確実に変わっていきます。シンプルなエクササイズを楽しく、気軽に続けて、理想の声に近づきましょう！
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