響く声・伸びのある声を極めるには「軟口蓋」を操ろう【知って納得ボイトレ】
「響きのある声に憧れる」「高音がスコーンと抜けるような声になりたい!」
そんな方にぜひ知ってほしいのが、「軟口蓋(なんこうがい)」の使い方です。
プロの歌手も意識的に使っているこの軟口蓋。
例えば、DREAMS COME TRUEの美しい伸びやかな声や、海外の歌手ではホイットニー・ヒューストンの圧倒的な響きも、軟口蓋を上手く使うことで生まれています。
軟口蓋の使い方をマスターすると、歌がもっと楽しくなり、カラオケでの気持ちよさも格段にアップ!
さらに、会話の際にも美しく響く声を作ることができます。
今回は、そんな「軟口蓋」の役割と、簡単にできるトレーニング方法をお伝えします。
まずは「軟口蓋」ってどこ?自分の口の中で確認しよう!
🔹 簡単に確認する方法
- 舌の先で上あごをなぞる
- 前の方は硬いが、奥にいくと柔らかい部分がある
- この柔らかい部分が「軟口蓋」
💡 軟口蓋が下がっていると…?
- 声の音色が暗くなる
- 鼻にかかったような声になる(鼻声)
軟口蓋を引き上げる感覚をつかもう
「軟口蓋を上げる」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、実は日常の中で無意識に使っている場面があります。
✔︎ 軟口蓋が上がる瞬間
✅ あくびをするとき → 軟口蓋がグッと持ち上がる
✅ うがいをするとき → 喉の奥がしっかり開く
✅ 思いっきり笑ったとき → 声が明るく響く
✅ 驚いたとき「わっ!」と声を出す → 瞬間的に軟口蓋が上がる
💡 注意!
あくびをする感覚をそのまま発声に使うと違和感のある声になってしまうので注意。
あくびを完全に真似るのではなく、「驚いたときの声」や「笑ったときの響き」を意識すると自然に良い発声につながります。
響く声を作る!軟口蓋トレーニング
では、実際に軟口蓋を引き上げるトレーニングをやってみましょう。
🔹 ① 「マ」の発声+ジェスチャー
- つむじの辺りから1本の糸が伸びているイメージを持つ
- 「マー」と声を出しながら、その糸を手で引っ張るジェスチャーをする
- 力を抜いたら、また引っ張るを繰り返す
🎵 実践例:「マー(緩める)マー(引っ張る)」
💡 ポイント
- 口の中の空間を広げるイメージで発声する
- 糸を引っ張る動きと一緒に、声も上へ持ち上げる意識をする
🔹 ② 「わっ!」と驚いた声を出す
- 驚いたときのように「わっ!」と声を出す
- 目も大きく開き、表情と連動させる
- この発声を繰り返し、軟口蓋が上がる感覚をつかむ
💡 ポイント
- 驚いたときの自然な響きを意識する
- 声を前に飛ばすような感覚を持つ
ボイトレは声だけでなく健康にも
「年々、いびきがひどくなっている…」という方はいませんか?
実は、軟口蓋のたるみが原因で、いびきが悪化することがあります。
ボイストレーニングで軟口蓋をしっかり動かすことで、たるみを防ぎ、声の音色だけでなく健康にも良い影響を与えます。
日々の発声練習を習慣にして、美しく響く声と健康を手に入れましょう。
🎥 もっと詳しく知りたい方へ~YouTubeでチェック~
軟口蓋の使い方を実際に分かりやすく解説したYouTube動画を公開しています。
🎶 動画で学べるポイント
✅ 軟口蓋を上げる正しい感覚
✅ NG発声 vs OK発声の違い
✅ 具体的なトレーニング方法
🌟 チャンネル登録&高評価もよろしくお願いします♪
ボイストレーニングや歌の上達に役立つ動画を配信しています。
まとめ:軟口蓋をマスターして、響く声を手に入れよう
✅ 軟口蓋は、上あごの奥にある柔らかい部分
✅ あくびや驚いたときに自然と上がる
✅ トレーニングで意識的に引き上げると、声が響くようになる
軟口蓋を意識することで、歌も会話もよりクリアで伸びのある声に変わります。
日々の練習で、あなたの声をさらに魅力的にしていきましょう。
📢 最新のボイトレ情報はInstagramでも発信中
2025年からInstagramを開設しました。自宅でできるボイストレーニングや声の豆知識など、発声に役立つ情報をお届けしています。スキマ時間に活用できる内容が盛り沢山ですので、ぜひフォローしていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします♪
▼📸 こちらをクリック▼
Instagram
本格的に声について学びたい方へ
Voice Office Tokyoでは、初心者から上級者まで一人ひとりに合ったレッスンを提供しています。 滑舌改善や高音の出し方、歌唱力アップ、ボイストレーナーとしての知識を学びたいなど、あなたの目標に寄り添いながら具体的なスキルを磨けるカリキュラムをご用意しています。
詳しくはこちらからチェックしてください▼
