歌う楽しさを広げる!正しい呼吸法で力みを手放そう
「歌声を磨くために、まず大切なのは“力を抜く”こと」
歌の練習やライブの際、どんな意識で発声していますか?
「よし、頑張るぞ!」と気合を入れすぎると、喉周りの筋肉が硬直してしまい、良いパフォーマンスができなくなることがあります。これはスポーツと同じで、過度に力を入れると体がうまく動かなくなるのと似ています。
歌うときも全身の筋肉を使っています。そのため、歌い終わった後に「なんだか疲れたな」と感じることがあるのです。この疲労は、余計な力みが原因になっていることも少なくありません。
体力を温存し、歌声を最大限に活かすためには、余計な力を抜くことが重要です。そして、正しい呼吸法・発声・発音を身につけることで、あなたの魅力をより一層引き出すことができます。
ここで一つ、力みをとるために必要な呼吸法について解説していきましょう。
<腹式呼吸>お腹を使って空気を吸い込み、横隔膜をしっかり動かす呼吸法です。胸だけでなく、お腹を膨らませるイメージを持つことで、より深い呼吸が可能になります。腹式呼吸をすると、横隔膜を大きく動かすことで体にたっぷり酸素を取り入れられます。この動きが脳にリラックスの信号を送り、副交感神経を活性化させます。副交感神経が優位になると、心拍が落ち着き、筋肉の緊張がほぐれて、余計な力みが取れます。これにより、喉や体全体がリラックスした状態で歌えるようになります。
【腹式呼吸の練習法】
お腹の動きを意識する練習Ⅰ
- 仰向けに寝てもらい、お腹に手を置く。
- 息を吸うときにお腹が膨らむ感覚を確認してもらう(胸が動かないように意識)。
- 息をゆっくり吐きながら、お腹がへこんでいくのを感じてもらう。
ポイント★お腹が風船のように膨らんで縮むイメージで行いましょう。
息を長く吐く練習Ⅱ
- 椅子に座った状態でリラックス。
- 口から「スーッ」と細く長く音を立てながら吐く。
- 吐ききった後に自然に空気が入る感覚をつかむ。
ポイント:息を吐く時間を少しずつ長くしてみましょう。これが歌の持久力アップにつながります。
正しい呼吸法を身につけ、力みを手放すことで、歌声は驚くほど自由になり、より自然で豊かな響きを手に入れることができます。体全体を使った安定した発声が可能になることで、表現力や音域も広がり、聴く人の心に響く歌声を届けられるようになります。呼吸法の改善は、歌の上達への第一歩。自分らしい声で思い切り歌う楽しさを、ぜひ実感してください♪
今日はクリスマスイヴですね★皆さまHappy Xmas★素敵なクリスマスをお過ごしください。