喉の不調…その原因はひとつじゃない!逆流性食道炎・甲状腺・過緊張
言葉を出そうとした瞬間、喉の奥がわずかに詰まる。
高音・中音・低音が、いつものように響かない.....
そんな日が続くと、不安になりますよね。
喉の違和感や不調は、実は原因がひとつとは限りません。
人によっては、
- 逆流性食道炎
- 甲状腺の腫れや機能の変化
- 喉まわりの過緊張(力み)による声帯の締め
など、複数の要因が関係していることがあります。
先日、私も喉がつかえるような感覚があり、歌いづらさを感じました。
元々、逆流性食道炎の傾向があったため耳鼻咽喉科を受診したところ、
「逆流の影響が考えられる」との診断。胃薬を処方していただきました。
さらに、日常の中で
- 夕食は消化の良いものを選ぶ
- 食後すぐに横にならず、就寝までの3時間ほど時間をあける
といった工夫を続けた方がいいと先生からアドバイスを受け、少しずつ違和感がやわらいできました。

喉のつかえ感につながる主な原因
1. 逆流性食道炎・咽喉頭逆流症(LPR)
胃酸が食道を逆流し、喉まで刺激することで違和感やかすれ声を引き起こします。
胸やけがなくても、喉の症状だけ出ることもあります。
対策:寝る前の食事を消化の良いものに・枕を高めにする・脂っこい食事を避ける。
2. 甲状腺の影響
腫れやホルモン変化によって喉が圧迫され、違和感や声の変化が出ることがあります。
3. 過緊張性発声障害
喉周りの筋肉が緊張しすぎて声が出しづらくなり、詰まったような感覚を伴います。
歌や長時間の会話、ストレスで起こることもあります。
4. グローバス感(咽喉異常感症)
実際に異物はないのに、喉に何かが引っかかっているように感じる症状。
ストレスや胃酸逆流とも関係が深いです。
声を守るためにできること
声は、毎日の生活習慣や体調の影響を受けやすい、とても繊細な存在。
喉のつかえ感は、逆流性食道炎・甲状腺・発声時の緊張など、複数の要因で起こることがあります。
生活習慣の改善や医療機関での診察によって、症状が軽くなるケースも多いもの。
喉の違和感が長引く場合や繰り返す場合は、早めに原因を突き止めてあげることが、歌や話す声を守る第一歩です。
無理に我慢せず、体のサインに耳を傾けることを大切にしてください。
私の経験が、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。
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