ミックスボイスの出し方|地声と裏声をつなぐ練習ステップ完全ガイド
こんにちは。今回は「高音を楽に出したい」「地声と裏声がつながらない」という悩みを持つあなたにピッタリの記事です。ミックスボイスの基礎からよくある失敗まで、実践的に解説します。
1️⃣ ミックスボイスとは?
ミックスボイスとは、地声(チェストボイス)と裏声(ヘッドボイス/ファルセット)の中間に位置する声のこと。
「ミドルボイス」と呼ばれることもあります。
地声と裏声を音域に応じてうまく混ぜて使うことで、喉への負担を減らしながら、滑らかで安定した発声が可能になります。
2️⃣ よくある3つの失敗パターンと改善ポイント
失敗例 | 原因 | 改善ポイント |
---|---|---|
① ミックスを「高い地声」と勘違い | 地声だけで高音を出そうと力みすぎて喉に負担 | 地声×裏声をブレンド。地声を無理せず、頭声の要素を取り入れていく |
② お腹や胸に無駄に力が入りすぎ | 横隔膜の代わりに腹筋を締めてしまい、息が出しにくくなる | お腹は柔らかく。声は横隔膜で支え、息が流れるイメージで |
③ 裏声 → ミックスを期待して待つ | ただ繰り返しても、自然につながることはない | 「地声+裏声」の意図的な練習。スライド発声でつなぐ感覚を学ぶ |
3️⃣ ミックスボイス獲得への具体ステップ
✅ ステップ①:喉を開く
あくびをするときのように喉を大きく開きましょう。
息を吸ってから「アー」と声を出す感覚で、舌の根本も下げると◎。
✅ ステップ②:息のコントロールで声帯閉鎖の感覚をつかもう
息を吐きながら、そのまま止めてみましょう。
その瞬間、喉の内側が「スッ」と閉じるような感覚があれば、それが声を出すときに必要な“声帯閉鎖”です。
この声帯閉鎖の感覚をつかむことで、息漏れしないハリのある声を出すことができるようになります。
✅ ステップ③:地声 ⇄ 裏声の往復練習
音域を少しずつ上げて、地声から裏声へ切り替わるポイントを探ります。その前後を行き来する練習が鍵です。
✅ ステップ④:スライド練習でつながりを強化
「ド〜ミ〜ソ〜ミ〜ド」など、音程を滑らかに上下しながら地声と裏声をつなげます。息を止めず、流れるような発声を心がけましょう 。
✅ ステップ⑤:鼻腔共鳴も意識する
最後にハミング:「ン〜ン〜ン」で鼻の奥の振動を感じてみましょう。
紙を鼻に触れさせて声を出すと、ビリビリ感で共鳴を確認できます。
4️⃣ さらに効果的にするためのコツ
- 喉や体の無駄な力を抜き、軽くスーッと息を流すことで、地声と裏声を自然につなぐ練習をしよう
- 裏声の低音を出す練習で声帯の柔軟性を高めよう
- ストローを使った発声トレーニングやリップロールなどの発声ツールを併用するとスムーズ ※ストロー発声の詳しいやり方は、また別の記事でご紹介します♪
5️⃣ 要注意!やりすぎはNGです
無理に高音ばかりを繰り返すと、喉に負担がかかりやすくなります。
練習中はこまめに水分をとるなど、喉のコンディションを意識することが大切です。
また、ミックスボイスは「どれだけ高い音が出るか」よりも、
声の“質”を重視して、段階的に育てていくもの。
焦らず、丁寧に基礎を積み上げていきましょう。
📌 まとめ
- ミックスボイスは地声と裏声の中間の声のこと。
- 喉を開き、声帯をやさしく閉じつつ、地声⇄裏声を往復練習。
- 共鳴や息の流れを意識しながら、滑らかなスライド声を育てる。
- ハミングや補助ツールも取り入れて、安定感を高めよう。
- 無理せず、堅実な練習を継続することが成功の鍵です。
ミックスボイスはを習得すると音域が広がり、様々な音色を操れるようになります。
また次回のボイトレ記事も楽しみにしていてくださいね♪
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