喉締めの原因を簡単解決|母音「イ・ウ」の改善で歌いやすさが変わる
「1番は歌えたのに、2番で急に喉が締まって歌いづらい…」
そんな経験はありませんか?
実はその原因、音の高さではなく“発音”にあるかもしれません。
特に要注意なのが、母音「イ」と「ウ」。
この2つの母音は、喉を狭くしやすく、結果として発声が苦しくなる要因になることが多いのです。
今回は、そんな「イ」「ウ」の発音を喉を開いた状態で行うコツを、わかりやすく解説します。
なぜ「イ」と「ウ」は発声しづらいのか?
母音を発音する際の口の形に注目してみましょう。
「あ・い・う・え・お」の中でも、「イ」と「ウ」は口の中の空間が狭くなる母音です。
- 「イ」:口角を横に引き、舌の位置が高くなる
- 「ウ」:唇をすぼめ、口腔が縦長に狭くなる
この状態では、喉が自然と締まりやすくなり、声がこもる・苦しいと感じることにつながってしまいます。
喉を開いて「イ・ウ」を発音する方法
では、どうすれば喉を締めずに「イ」「ウ」を発声できるのでしょうか?
以下の方法を試してみてください。
✅ 歯の間に“人差し指1本”のスペースを作る
歯をしっかり閉じたまま発音すると、口腔が狭くなり声が響きません。
上下の歯の間に人差し指1本分の隙間を作ると、口内の空間が広がり、響きやすくなります。
※開けすぎると母音が変化してしまうので注意。目安は“人差し指1本分”ほどに
音に乗せて響かせる「イ・ウ」の発声トレーニング
次は、実際に音を使ったトレーニングです。
1. 【口の形を意識】
- 「ウ」では唇をすぼめる
- 「イ」では軽く笑顔を作る
この動きを加えることで表情筋と口腔内の筋肉が連動し、音が響きやすくなります。
2. 【音を上あごに集める】
「ウ〜イ〜」と発声しながら、音が上あごに当たって反響するイメージを持ちましょう。
3. 【サイレンのように滑らかに】
軽い声で「ウ〜」と出してから「イ〜」へとつなげていきます。
首や肩に力を入れず、リラックスして行いましょう。
音で体が“振動する感覚”を意識しよう
発声が苦手な人は、音による体の振動に意識が向いていないことが多いです。
喉に力を入れず、上あごに音を響かせるように発声すると、体に響く感覚がつかめてきます。
今はうまくできなくても、「音を上あごに集める」イメージを持ち続けることで、少しずつ発声が変わっていきます。
🎥 動画で一緒に実践してみましょう!
今回の内容を解説しているYouTube動画はこちら▼
動画を観ながら一緒に練習することで、上あごに音を集める感覚や、サイレンのように音を響かせながら発声する感覚がつかみやすくなるので、ぜひ参考にしてください♪
まとめ
- 「イ」「ウ」は口腔が狭くなりやすいため、喉を締める原因になりがち
- 歯の間に人差し指1本分の隙間を空けることで、響きやすい口内環境を作れる
- 音を上あごに集める意識で発声すると、通る声が育つ
- 表情筋と喉を連動させて、明るく響く「イ・ウ」を目指そう!
母音「イ・ウ」の発声は、焦らず少しずつ慣れていけば大丈夫です。
唇や舌の動き、母音・子音のしくみを知ることで、歌詞の中で歌いづらい部分や、声が伸びにくいところにも気づけるようになります。
そんな発見があると、歌うことがもっと楽しくなってきますよ。
今日の練習、よければぜひ続けてみてくださいね。
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